第一次雇用局煙火玉作戦(記)

当作戦は、A.D.2023/8/9、雇用局員にて煙火玉を空中へ多数展開、夜空に華を燈すことを目的とす。
本書は作戦時における部隊の観測データおよび取得情報を記録するものとす。

指揮系統・管理

当作戦に於いては、下記の通り指揮管理系統を定めん。
各員に於いては、本来であれば局長ひろこの権限を越える権限は認められぬことを承知のこと。

・指揮管理統括

 セツ

・技師、作戦行動班

 ひろこ、猫、Ark、あおし、モモカ

・観測者

 けろ、闇雷、クライン

※情報不足により映像データなし

実施記録

当初、作戦の実行に於いて時刻の懸念は存在しなかった。だが、以下音声記録のクラインにより夜間の実施は確定的なものとなった。

当作戦は夜間の実施が前提条件であることから、スズの参加は見込めなかった。
本当にそうだろうか。私のことが嫌いなだけかもしれない。

作戦起案の経緯は以下のセツによる音声記録からなる。

新役職:バトルキャスターなるものの性能を図るために本作戦の実施が決定された。

作戦開始後、順調に夜空を輝かせんとするも、内乱がたびたび生じた。

猫の整備不足により、地対空爆撃に支障が生じた。
またこれに寄り、一名が殉職することとなった。

局長および副局長は遺憾の意を表していたが、これに対し作戦統括は

この程度では作戦に支障はないと声明した。

殉職したあおしに敬意を払いつつ、我々は作戦の続行に尽力した。以下はあおしの最期の肉声である。

あおしに捧ぐ我々が作り出したこの風景、ぜひその目で確認されたし。

補遺

殉職1名という結果ながら、当作戦は成功を収めた。
所感となるが、夏祭りはイチャついてばかりいないで、煙火にも目を向けてほしいものである。

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