むかしむかしあるところに、ひろこという美しく心の優しい貴族の娘がいました。
ひろこは心優しい母親から愛情を注がれて、家族で仲良く暮らしていました。
しかし、不幸なことに母親が病気で死んでしまいました。
ある日、父親があたらしい母親と結婚することになりました。
礼儀正しひろこはあたらしい母親に挨拶をしにいきました。
新しい母親はとてもいじわるでした。
そしていじわるだったのは新しい母親だけではなく、義理の姉たちもでした。
それからの毎日、ひろこは継母(ままはは)と姉たちにいじめられました。
ある時、この国の王子様が舞踏会を開くことになり、姉たちはきれいに着飾って出かけていきました。
ボロボロのパンツを履いたひろこはもちろん連れて行ってもらえませんでした。
それどころか、留守の間家中の掃除や片づけを命じられていました。
ひろこが悲しみに暮れ泣いていると、魔女が現れました。
魔女はそう言って、服を着させてもらえないひろこを見ていました。
そして魔女はちょうどそこにいたカバディプレイヤーを魔法でサングラスと手袋に変えてひろこにプレゼントしました。
さらに、舞踏会に行くための美しいドレスを待ち望んでいるひろこが魔女を見ていると
キレたひろこは魔女に悪口を吐きました。
そして魔女から深夜0時を過ぎれば全ての魔法が解けてしまうから0時までには帰ってくるようにと忠告されました。
忠告を守ると約束したひろこが徒歩で舞踏会に到着すると、ひとりの姉にみつかってしまいました。
姉はひろこの手袋とサングラスをじろじろ見ながら言いました。
他の姉にも舞踏会に参加していることがバレてしまっては危ないので、ひろこは金で黙らせることにしました。
その姉はヤク中だったので、お金に目もくれずに街に帰り、事なきを得ずにすみました。
パーティはとても盛り上がっていて、王子様目当てにたくさんの人たちが参加していました。
そんなことを呟いているのを、周りの人たちは
と思いながら見ていました。
美しい姿のひろこは音を立てずに王子様の背後をとることにしました。
そう言って王子様に熱い口付けをしました。
ひろこは時間が経つのを忘れて夢のような時間を楽しんでしました。
しかし、ひろこが気がついた時にはすでに約束の0時が迫っており、ひろこは大急ぎで舞踏会を後にしました。
ひろこの名前も聞いていなかった王子様は必死に引きとめようとしましたが、ひろこはあっという間に姿を消してしまいました。
残念がる王子様の目の前には、ひろこが持っていた100円玉だけ残されていました。
翌日、ひろこの家に人がやってきました。
アイスノンから王子様へされた報告によると、残された100円玉と町中の女性のパンツの下の100円玉の跡を合わせてみたのですが、ぴったりと合う女性は現れませんでした。
しかし、ひろこのパンツの下の100円玉の跡と合わせたところ、ぴったりと一致したため、犯人が逮捕されたとのことでした。
こうして、ひろこは再犯防止のために性転換手術を受けて女性に戻りましたとさ。
めでたしめでたし
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