俺の名は。

なにか、ずっと変な夢を見ていた気がする。

 

別の人の人生の…夢?

 

 

知らないうちにノートにはこう書かれていてびっくりしたけど、私は私。

 

パラワン島で生まれたときからずっとひとつの名前で生きてきた。

 

 

でも、これとは別に本当の名前があったような気もする。

 


ひろらんぷ結成

この日、クラインのスクリーンショットコンテストに書いてあるひろこメンテナンスとはいったい何なんだろうか、という話題になった。

 

 

自分で書いたくせになんで他人事なんだ、と言おうと思ったが、先に別のチャットがとんできた。

 

 

 

バグってるどころかいたって正常なのだが、そんなことよりもここはサウナの「整う」となぞかけの「整う」をかけたチャットを繰り出し、笑いにもっていく。

 

 

 

釣れた。まんまとひっかかったな。

 

「サウナとかけまして、パラワンオオヒロコと解く。その心はどちらも蒸し蒸し(虫虫)してるでしょう。」とチャットを打とうとしたそのとき――――!

 

 

ランプちゃんが、先にもっていった。

 

 

 

自分の爆笑チャンスを潰された恨みを長文チャットで激詰めしようとしたが、ランプちゃんはオフラインになっていた。

 

 

 

 

その後、ランプちゃんが戻ってきた。会話はM1の話になった。

 

 

 

 

こうして、一組のコンビが生まれた。

 

 

一度ネタをやろうとし、「突っ込み」のジェスチャーがないのでそれっぽい「キザな投げキッス」で代用しているとランプちゃんがメスの顔をしだした。

 

 

 

 

ピンときていないランプちゃんにもう一度ジェスチャーをみせる。

 

 

 

 

 

 

パラワンオオヒロコはボケてきたランプちゃんにツッコミをいれることにした。

 

 

 

 

 

 

 

一連の流れを見ていたクラインがぽつりと言う。

 

 

このコンビにも、チームにも何かが欠けていた。

 


俺の名は。

体験でチームにきた新メンバーのチャットがみえた。

 

 

いつもなら、私も自己紹介で自分の名前を言っているはず。

 

それなのに。

 

 

どうしてだろう。

 

自分の名前を言おうとすると、涙があふれてくる。

 

自分の名前はパラワンオオヒロコのはずなのに、違うような気がしてたまらない。

 

わたしは・・・だれ?

 

夢でみた本当の自分の名前があるような、ないような。

 

なんだろう、思い出せない。

 

けろさんがチームにはボケがたくさんいるよって新人さんに説明してくれてるのに、こんなことしてちゃだめだ。

 

 

ツッコミがいない・・・。

  

・・・!

 

あっ・・・!

 

 

あれは夢じゃ、なかったんだ。

 

忘れたくない人。

 

忘れたくなかった人。

 

忘れちゃダメな人。

 

私の名前は。

 

名前は――――――。

 

 

ひろこ(ツッコミ)だった。

 

本当の名前であるひろこ。

 

そして、チームに欠けていたツッコミ。

 

 

星が降ったあの日、本当の自分をみつけることができたんだ。

 

みんなに本当の名前で会いに行こう。

 

ひろこ(ツッコミ)という名前で―――!!!

 

 

 

※()がダメだった。

 

 

 

 

 

 

  

 


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