えとわるを追い出されたもののたすくの雇用局行きを認めさせたひろこは、さっそく雇用局に申請文を書いていた。
我ながら雇用局員たちからすぐに承認される完璧な出来の申請文にドヤついていたひろこだったが、側にいたたすくがきょとんとしていたので申請を送るように伝える。
えとわるから雇用局へ行くというこの完璧な段取りにたすくのひろこに対する好感度はうなぎのぼりだった。
泣き崩れるたすくをみて、ひろこは思った。
たすくには入局後にひろこ信者プログラムを施すこととしたひろこだったが、他の局員兼ひろこ信者たちのことも気がかりになった。
そんなことを思っていると突然横からしょったんが話しかけてきた。
知らないうちに背丈が伸びているしょったんに、エグ発言をぶちこまれ気まずい沈黙が流れていたそのとき。
フィアからのライクが飛んできた。
あの日から毎日ひろこにライクを捧げているフィアのはやくひろこに会いたいという気持ちがこもったライクだった。
結局、ひろこの味方はフィアだけなのであった。
再入局
なぜか味方だったはずのフィアの承認遅延行為があったものの、なんとか雇用局に入れたひろこ。
今日から再びみんなからのラブにまみれた雇用局生活が始まる――。
そして、ひろこが抜けている間に新しいメンバーが何人か加入していた。
新メンバーたちともイチャイチャしなくてはならない、と思っていたひろこの後ろから突然声が聞こえた。
ひろこが振り向く間もなく、新局員のたべいちはしゃべり続けた。
顔は見えなかったが、事前に情報を調べていたひろこは、相手が誰なのかすぐにわかった。
たべいちの声は怒りに満ちていた。
ひろこを殺すこと、それだけがたべいちの雇用局に入った理由だった——。
たべいち過去編
4月後半、あまにゅんとたべいちは偶然遭遇した。
あまにゅんの頭に、キタノがたべいちにチームを託した時のことが蘇ってきた。
雇用局のひろこにキタノを引き抜かれ、たべいちはひとりチームを守り続けた。
そんなことも知らずに、ひろこはキタノとのたのしい思い出をたくさん作っていた。
時にはキタノとぺろぺろしたり、
またある時には、ひろこのかわいさでキタノのメス化を促したり、
またあるときはキタノと母国語で会話したり(또 어떤 때에는 모국어로 대화를)、
そしてまたあるときにはメス化したキタノを見にいったり・・・
キタノとのたくさんの思い出の裏では、いつもたべいちがひとり、チームを背負っていたのだった。
ひろこ絶対殺すマン
たべいちの過去を知ったひろこは罪悪感に襲われた。
でも、ひろこはたべいちにこれだけは伝えたかった。
ひろこは後悔もしているし、反省もしている。
この一言が、たべいちに火をつけた。
抑え込んでいたたべいちの5か月分の怒りがこみあげてきた。
ここでひろこを殺す、そうたべいちは決断した。
ひろこを殺すためのシミュレーションを5か月間ドラゴンクエストで重ねてきたたべいちは呪文を唱える構えをみせた。
その殺気に怖気づいたひろこはひたすら謝り続けた。
ブログがかけない理由を丁寧に説明しても、もうたべいちは止まらなかった。
たべいちのメガンテはひろこの腹部に直撃した。
ひろこは死を覚悟した。
だが、なんともなかった。
ただひとつ、ケツの違和感を除いて———。
ケツがほんのりと温かいこと以外、何が起こったのかわからなかったひろこは、とりあえずみんなに報告した。
ひろこは真実がわからなかった。
——いや、気が付きたなくなかった。
ひろこの頭の中で全ての可能性を模索してると、頭の中のリトルランプちゃんがでてきて、こう言った。
やはり、たべいちのメガンテによってひろこのケツに発生したのは***なのであった。
こうして、世界にまたひとつ憎しみが生まれたのだった。
コメントを残す